「住宅購入」自己資金こんな使い道・・・
住宅購入の自己資金ですが、当然に建築資金、諸経費または住宅に付随する消耗品等に使う方が大半ではないでしょうか?
いずれ無くなる?換金できない?物への投資…この自己資金、住宅購入の20%というのが一般に言われている金額です。
5000万円の物件を購入するのではあれば、1000万円の自己資金ということになります。もちろん、この20%は金融機関が一方的に示した割合で特に根拠はない?とも言えます。そこで今回はこの自己資金の有効な使い方のひとつの提案をしてみたいと思います。
ご承知のように自己資金無しでの住宅ローンは当たり前のように扱われています。…と言っても自己資金無しでの資金計画を推奨しているわけではありません。
フラット35は自己資金10%以上で、その他の条件が満たしていれば、特に問題なく融資審査は可となります。返済比率…(年間返済額/税込年収×100)が25%以内であれば、ライフプラン上特段問題ない返済計画とも言えます。こうした条件をクリアした方のなかで自己資金の使い道を有効にとお考えの方へのひとつの提案です。
これは私も実践していることですが、日常生活で必要な物でかつ不要になった時または新たに買い替えたい時に廃棄すると一般的に考えられている代表的なものが“家具”ではないでしょうか。
もちろん一概には言えませんが、私自身もかつて家具は消耗品→粗大ごみ(家具を扱っている方には申し訳ありませんが・・・)と考えていた時期はありました。
しかし、10年ほど前、とある北欧家具ショップのオーナーとの出会いから考えが大きく変わりました。そうです“家具”を資産として捉えるようになったのです。多くの方はそんなことってお考えになると思いますが、中古家具は流通しています。
広義の意味ではリサイクル商品ではありますが、いわゆるそうしたショップではなく、中古家具専門店またはネットショップ(オークション含む)等で、物によってはプレミアムがつくこともあります。
すべての家具がそうして流通するわけではないのですが、代表的な例ですと著名なデザイナー作の家具などがその部類に入ります。もちろん高価(新品は特にですが…)にはなりますし、価値観、好みもありますので無理強いはしませんが…家中そんな家具ですべて揃えることが出来たらどれほど良いかはわかりません。現実はそう甘くはありませんので、日常良く使うダイニングテーブル・チェア、ソファーなどをそうした家具にすることで大切に使うと思いますし、年とともに好みが変わった時または家族構成が変わった時などに資産として売却できるとしたら、どうでしょうか?
ちなみに私は10年ほど前に中古の北欧家具を購入し、つい先日売却し、その資金で新たに好みのものを購入しました。結果はご想像にお任せしますが、円安効果もありとても満足しています。
どうでしたか?住宅購入は人生の一大イベントです。特に資金計画・間取り・白物家電・カーテン・外構等々、多くのことを一時期に集中してこなしていかなければなりません。
そんな資産性のある家具のことまで頭が回らない?…しかし、外構などもそうですが、一度、作ってしまうまたは購入してしまうとその後、買い換えたりすることは日々の生活に追われてなかなかできません。
こうしたことも昨年よく使われていた言葉でなんですが、今後のことをしっかりと考え実行するのは住宅購入時の「今でしょ!」 とにかく、私も経験上、住宅購入時はあまりの忙しさに後先考えずに無駄な物を購入した覚えもあります。この4月には消費税も8%になります。まさに必要なものは今月中に購入しておくことは誰もが思うことでしょう。とにかく、「家具も流通する資産」という考え方もあるということに気づいていただければ。